ナチュラルなオーラルケア製品を勧める理由
2025.02.06
ミントの香りが強い歯磨き粉やキシリトールのタブレットなど、スッキリ感のあるオーラルケア製品が巷には溢れ返っています。
いっぽうで、近年はナチュラルで低刺激のオーラルケア製品も注目されはじめてきました。
スッキリ感の強いものは体にいいの?
本当はナチュラルな製品のほうが体にいいのでは?
そんな疑問にお答えするために、この記事ではオーラルケア製品の刺激性と、ナチュラルなオーラルケア製品が優れている理由について解説します。
1.刺激の強いオーラルケア製品は危険?
これまでオーラルケア関連の市場では、爽快な刺激のある製品がたくさん流通してきました。
よく泡立つ歯磨き粉や、浮いた汚れがよく見える口内洗浄液、キシリトールのタブレットなどは皆さんもよく知っているかと思います。
こうした商品は使用後に口内がスッキリして気持ちいいように感じますが、本当に体にいいと言えるのでしょうか?
実のところ、スッキリ感の強い、刺激の強すぎる商品は口内に少なからず悪影響を及ぼします。
その理由は、爽快感の強いものには添加物が多く配合されており、洗浄力が強すぎるため、口内に必要な常在菌・口内善玉菌まで奪ってしまうから。
常在菌のバランスが崩れると、歯が弱くなる、口臭が増すといったトラブルに発展します。
結論として「スッキリ感が強い=刺激が強い」ものは、できるだけ避けるのがおすすめです。
2.避けるべきオーラルケア製品とは
使用を避けるべきオーラルケア製品は、おもに以下の4つです。
・研磨剤入り・ペーストタイプの歯磨き剤
・発泡剤入りの歯磨き剤
・アルコール(エタノール)配合の歯磨き剤
・刺激の強いマウスウォッシュ
まず「研磨剤入り・ペーストタイプの歯磨き剤」は簡単に歯を白くできますが、歯のエナメル質を削って傷つけてしまうのがデメリットです。
エナメル質が削られ続けると、後々歯が黄色くなったり知覚過敏になってしまう危険性があります。
次に「発泡剤入りの歯磨き剤」は、泡立ちがよく歯を磨いた感が出るのが長所ですが、実はあまり有効な成分が配合されていません。
泡立ちがよいのは合成界面活性剤が配合されているからですが、この合成界面活性剤には歯にとって有効な作用がとくにないのです。
爽快感は強いため、本当は磨き残しがあるのに早めに歯磨きを終わらせてしまったりと、不十分なブラッシングの要因になります。
汚れが蓄積すると、う蝕や歯周病、歯石沈着などにつながっていきます。
3つ目の「アルコール(エタノール)配合の歯磨き剤」は、ドライマウスやステイン、歯石の一因です。
ドライマウスは口臭を招くことで知られていますよね。
ドライマウスの方に足りない「唾液」は、実は口内環境を守るという大事な役割を果たしています。歯に汚れが定着するのを防ぎ、ステインや歯石を発生させないようにしているのも唾液の力です。
アルコール(エタノール)は口を乾燥させるため、唾液による洗浄効果を弱めてしまいます。唾液の少ない方は口腔内の保湿が重要なため、アルコール(エタノール)配合の歯磨き粉の使用は避けましょう。
最後の「刺激の強いマウスウォッシュ」も上記3つと同じことが言えます。
洗浄力が高すぎる製品は常在菌や口内善玉菌まで殺菌してしまいますし、アルコール入りの製品は口内の乾燥を招きます。
歯磨き・口腔洗浄の双方において、刺激の少ないナチュラルな製品を使うことは、口内の健康維持への近道なのです。
3.オーラルケア製品はナチュラルなものを
歯・口腔内の先々の健康を考慮し、近年は体によい成分で作られたナチュラルなオーラルケア製品が注目を集めています。
正しいオーラルケアに関する考え方をまとめてみました。
【正しいオーラルケアとは】
毎日のオーラルケアは、口腔内のトラブルを防ぐ成分が配合された、体にやさしい製品がおすすめ。
万が一飲んでしまっても大丈夫なナチュラル製品で丁寧にブラッシングしつつ、口腔内を潤して唾液の量も保つようにしましょう。
歯を白くしたい場合は、歯科や専門医を頼ってホワイトニング処置をしてもらうのが適切です。
ナチュラルな製品であっても、有効成分の「ハッカ油、三リン酸5ナトリウム、シメン-5-オール、クエン酸」などが入っていれば、日頃のケアとしては十分です。
自分で使うオーラルケア製品には過度な洗浄力やホワイトニング効果を求めず、都度、歯科医師と相談して口腔内の健康を維持していきましょう。
【ひとことメモ】
毎日使うオーラルケア製品は、赤ちゃんからお年寄りまで使えるナチュラルな成分のものがおすすめです。添加物や農薬残留の少ないオーガニック製品なら、副作用やアレルギー反応が起こりにくく、そして地球環境にもやさしいです。
4.すべての健康は歯・口腔のケアから
「歯の病気は万病のもと」という考え方があります。
多くのウイルスは口から入ってくるものの、バランスのよい常在菌や免疫力があれば、感染する前にある程度防ぐことができるからです。
実際のところ、体調不良の根本原因も口腔内のケア不足にあるケースが多いです。
食事や呼吸といった身体維持に直結する歯・口腔は普段から大切にし、気にかけてケアしてあげましょう。